Updated by 『森林循環経済』編集部 on February 05, 2026, 8:29 PM JST
Editorial Board, Forest Circular Economy
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We aim to realize "Vision 2050: Japan Shines, Forest Circular Economy" promoted by the Platinum Forest Industry Initiative. We will disseminate ideas and initiatives to promote biomass chemistry, realize woody and lumbery communities, and encourage innovation in the forestry industry in order to fully utilize forest resources to decarbonize the economy, strengthen economic security, and create local communities.
林業の現場では近年、高性能林業機械の導入が進み、作業効率と安全性が大きく向上しています。例えば、木の伐倒から玉切りまでを一貫してこなす「ハーベスタ」や、丸太を運ぶ「フォワーダ」などがあり、各工程を効率的に進めるために欠かせない機械です。
機械化が進んだことで、林業の現場は大きく変わり、女性も最前線で働きやすい環境が整いつつあります。高性能機械をはじめ、現場で用いられるさまざまな機械や道具を使いこなす女性の姿は、林業の働き方の変化を象徴する存在といえるでしょう。本記事では、そんな林業女子たちの日常や仕事風景を発信するInstagramアカウントを5つ紹介します。
こもれび林業のアカウントは林業機械の動画投稿が多く、現場で重機がどのように働き、どんな役割を担っているのかが、専門知識のない人でもイメージしやすいことが魅力です。「コンマ7バックホー」の投稿では、その姿を「ナウシカでいう巨神兵」と表現しており、圧倒的な存在感を放っています。
一方で、「自分の一瞬の操作ミスや周囲の確認不足が、簡単に人の命に関わってしまう」という言葉も添えられており、機械の力強さと同時に、扱う側の大きな責任についても真剣に考え、常に細心の注意を払っていることが伝わってきます。体力的な負担は機械によって軽減されていても、判断力や集中力が求められる現場は、精神面では決して楽な仕事ではないことがうかがえます。
株式会社安藤林業のInstagramは、ハーベスタやフォワーダなどの高性能林業機械が多数登場し、機械化が進む現代林業のリアルな現場風景を見ることができます。自然を相手にする林業は決して楽な仕事ではありませんが、機械化の進展や作業環境の整備が進み、女性も無理なく力を発揮できる現場が増えてきました。
中でも印象的なのが、ドローンを活用した資材搬入の投稿です。「山のてっぺんまでひとっ飛び」という言葉のとおり、かつては当たり前だった重労働も、テクノロジーの広がりによって大きく変化していることが伝わってきます。林業の「今」を知ることができる、貴重なアカウントです。
林業機械というと大きな重機を思い浮かべがちですが、チェンソーも現場を支える重要な機械のひとつです。作業効率の向上はもちろん、安全性の面でも進化が続いています。
永見優子さんのアカウントで紹介されているのは、プロ仕様のバッテリーチェンソー「MSA300」。実際に使って感じたメリット・デメリットを丁寧に発信しており、導入を検討している人にとって参考になる内容です。さらに試行錯誤しながら自分に合う機械を探している様子からは、道具選びも仕事の大切な一部であることが伝わってきます。永見さんは2人の子どもを育てる母でもあり、家庭と両立しながら林業の現場で働く姿は、多くの女性に勇気を与えてくれる存在です。
株式会社吉永林業のInstagramでは、林業女子・池田さんによる「池田の初めてシリーズ」が発信されており、現場で新しい作業に挑戦する姿を見ることができます。はじめてスイングヤーダーを操作することになった投稿では、「手に汗握って頑張りました」という言葉から緊張感と責任感が伝わります。先輩作業員のサポートのもと、ひとつずつできることを増やしていく姿に、思わず声援を送りたくなるでしょう。
さらに同社のYouTubeでは作業風景や機械の解説も詳しく紹介されており、機材の使い心地や特徴など、これから林業に関わりたい人にとって参考になる情報が充実しています。高性能林業機械とともに技術を身につけていく林業女子の成長過程を追うことができるアカウントです。
株式会社大林業のInstagramでは、日々の作業風景や研修の様子に加え、山の壮大さや四季の美しさを切り取った写真も投稿されています。ときには大雨の中で作業にあたる姿も紹介されており、天候に左右される現場の厳しさもリアルに伝わってくるアカウントです。
なかでも目を引くのが、フォワーダ「イワフジ U-5DGW」とともに撮影された投稿。新しい機械を前にした従業員の表情からは期待感がにじみ、「林業機械はやっぱりすごい。また作業が楽しくなります。」というキャプションからも、高性能林業機械が現場に前向きな変化をもたらしていることがうかがえます。また別の投稿では、デモ機を囲んで検証を行っており、新しい技術を積極的に導入しようとする姿勢が印象的です。こうした取り組みにより、女性でも働きやすい環境づくりが進んでいくのでしょう。
※参考リンク
高性能林業機械とは:林野庁
【お知らせ】
森林循環経済トークライブ Vol.2 森のしごとをつくる女性たち ― 森と地域をつなぐ実践会議2026年2月27日(金) 12:30~14:00|オンライン |
