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森と人の関係を「森林美学」の視点で探る 青森大が比較環境思想研究会を10月30日開催へ164

Updated by 『森林循環経済』編集部 on October 17, 2025, 11:49 AM JST

『森林循環経済』編集部

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プラチナ森林産業イニシアティブが推進する「ビジョン2050 日本が輝く、森林循環経済」の実現を目指します。森林資源のフル活用による脱炭素・経済安全保障強化・地方創生に向け、バイオマス化学の推進、まちの木造化・木質化の実現、林業の革新を後押しするアイデアや取り組みを発信します。

青森大学比較環境思想研究センターは、2025年度の第2回研究会を10月30日に開催する。今回は、北海道大学農学研究院研究員の小池孝良氏を招き、「森と人をつなぐ環境思想 ― 森林美学の視点 ―」をテーマに講演を行う。

小池氏は森林生態学の保全管理を考察するにあたり、あらゆる専門分野を統合する総合的かつ実践的な学問である「森林美学」を森林管理のリテラシーと位置づける視点から、環境思想にアプローチする。

青森大学は、世界各地で展開されてきた環境思想や実践活動を再検討し、新たな思想を探求することを目的として、2022年に比較環境思想研究会を設立した。以来、第一線で活躍する研究者や実践者を多彩な分野から招き、活発な議論を重ねてきた。今年度のテーマを「森と人をつなぐ環境思想」と設定し、7月に行われた第1回は「『脳と森』から『共生進化序説』へ」と題して研究会を実施した。

本研究会が探る「森と人をつなぐ環境思想」の視点は、森を単なる資源としてではなく、人類の精神的・文化的基盤として捉え直す機会を提供するものだ。森林の健全な保全と活用を目指す「森林循環経済」を実現するには、森の多面的な価値を理解することが不可欠だ。本研究会で議論される思想は、森林の持つ豊かな価値を経済的なサイクルに組み込むための重要な知見となるだろう。

■2025年度第2回 比較環境思想研究会の概要
「森と人をつなぐ環境思想 ― 森林美学の視点 ―」
・日時 10月30日(木) 17:30~19:30
・会場 一般財団法人環境イノベーション情報機構 会議室(東京都千代田区神田東松下町38 鳥本鋼業ビル3階)
・ゲスト講師 小池孝良氏(北海道大学農学研究院研究員)

■参考リンク
【比較環境思想研究会】第2回研究会を開催します(青森大学 東京キャンパス)

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