豊かな経済生活を営むための装置として社会的共通資本(宇沢弘文)と森林の接続
森林・林業および木材産業の持続的な発展に向け、現場の担い手や専門技術者を安定的に確保・育成する動きが加速している。これまでは、従事者の高齢化や若手不足、高い労働災害率に加え、新規参入のハードルの高さや定着率の低さといった […]
地球の有限性が露わになり、従来の経済システムが限界を迎える今、私たちが進むべき道はどこにあるのか。私はその答えを、かつて東大総長時代に提唱した「自律分散協調系」という思想、そして現在会長を務めるプラチナ構想ネットワークで […]
近年、集中豪雨や異常気象の影響により、山地や森林を起点とする土砂災害や流木被害、大規模な林野火災のリスクが一段と高まっている。気候変動に伴い災害が激甚化・頻発化する中、急峻な地形や水利不足による消火活動の難航、土砂崩れに […]
国内の広葉樹を単に「使う」「植える」のではなく、加工、商品化、調達、資金還元、森林再生など循環を構築しようとする潮流が広がっている。これまで国産広葉樹は、加工や流通の難しさから大半がチップや燃料などの用途にとどまっていた […]
地球規模の課題が山積する中、私が所属するローマクラブでの経験からも、もはや「危機だ」と叫ぶだけでは意味がありません。今年10月のSTSフォーラム(科学技術と人類の未来に関する国際フォーラム)でのオープニングトークでは、私 […]
7月14日と15日に熊本市で「グローバルネイチャーポジティブサミット2026」が開催され、本会議には約2,700人が、同時開催の「NATURE TECH!」展には14,000人以上が参加した。筆者も2日間にわたり参加した […]
※前回のコラムはこちら【神主の目線】企業緑地の価値はどう伝えるべきか ― 鎮守の森から考えるTNFD時代の自然資本経営 「中今」の3つのルール設計とTNFDへの接続 前回のコラムで論じた「アジール(中立・自由領域)として […]
高度経済成長期に整備された日本のインフラは、多くが建設から50年以上を経過しており、従来の方法では全体把握が難しくなっています。埼玉県八潮市で起きたような道路の陥没事故も発生しており、老朽化したインフラの維持管理の難しさ […]
TNFDと企業緑地の間に横たわる「見えない壁」 2030年までに陸と海の30%以上を健全な生態系として効果的に保全しようとする「30by30」目標が世界的なアジェンダとなり、ネイチャーポジティブ(自然再興)への対応は、企 […]
森林が有する多面的機能を発揮し、持続可能な林業を確立するために不可欠な「再造林」は、造林コストの上昇や担い手不足により、森林所有者や林業事業体だけでは容易ではない。林野庁は新たな「森林・林業基本計画」および「全国森林計画 […]
日本の人工林や里山林が本格的な利用・更新期を迎えるなか、森林資源を「伐って、使って、植えて、育てる」という持続可能なサイクルに乗せる「森林資源循環」の重要性が増している。最新の森林・林業白書でも「木材利用と再造林をつなぐ […]
「ネイチャーポジティブ(自然再興)」の実現に向けた動きが、国、自治体、民間企業の枠を超えて多角的に展開している。これまでは定量化が難しかった自然資本や生態系の価値を算出・可視化する技術が進展し、森林をはじめとする環境の保 […]
日本の豊かな森林資源の価値は、従来の木材生産の場だけにとどまらない。近年、健康や教育、観光、さらには企業の人材育成や環境経営を担う魅力的なフィールドとして、森林の多面的な価値が再評価されている。人々のウェルビーイング向上 […]
日本の脱炭素戦略の中核を担う「排出量取引制度(GX-ETS)」が、2026年度から第2フェーズへと移行した。前年度までの直近3カ年度平均でCO2直接排出量が10万トン以上の事業者に対し、Scope1を対象とした排出目標量 […]
森林が持つ重要な公益的機能の一つに、水資源の涵養がある。雨量に恵まれた日本は、普段は水資源の不足を感じることは少ないかもしれないが、これまでも少雨による渇水や断水はしばしば発生し、古くから水源林の造成や確保が行われてきた […]