森林との深い関わりの歴史が、日本人の精神文化や伝統文化を熟成させてきた
ドミニーク・ロークの仕事と人物像を概観してみたい。彼は30年にわたり、芳香植物を求めて地球を旅してきた香料調達者であり、今年6月に出版された『香りの起源を求めて』の著者である。以下、同書の記述も引用しながら、訳者の私との […]
ブローデルと地理的な時間 アナール学派の泰斗であるフランスの歴史学者フェルナン・ブローデルが、大著『地中海』の中で掲げた歴史の3層構造は有名である。ブローデルは地理的な時間、社会的な時間、個人の時間の3層の時間構造を示し […]
※前回のコラムはこちら「割りやすい」スギが日本を築いた 遠山富太郎『杉のきた道-日本人の暮しを支えて』を読む(前編) スギはどこからきたのか? 本書の後半は、書名通り、これほど日本人の生活に密着してきたスギは、そもそもど […]
かつて、日本の食卓は木に囲まれていました。今でこそガラスの素材やプラスチックなどテーブルも素材のバリエーションがありますが、長きにわたり日本のテーブルは木材が主流でした。戦国時代に遡ればテーブルの代わりにお膳でしたが、木 […]
「森林循環経済トークライブ」は、森林産業・地域経済に携わる実務者とともに、現場の課題に向き合う知恵や実践例を対話形式で共有する新たなシリーズ企画です。注目の書籍などをきっかけに、著者・研究者・実務者の視点を交差させ、日本 […]
広々とした公園で、大きな木を眺める。そんな気分のよい散策ができる公園に新宿御苑がある。新宿御苑は、東京都新宿区、都心のど真ん中にある公園である。面積約60ヘクタールの広大な園内には、西洋式庭園と日本庭園が広がり、さまざま […]
自然は、滞ることのないリズムを刻むのに、なぜ人間のリズムは淀んでいくのでしょうか。私たちは今、「種の停滞」という全く新しい社会課題を目の当たりにしていると考えています。そこで我々は、DELTA SENSEというカードゲー […]
「森林循環経済」の主役は、なんと言ってもスギである。日本の人工林面積はおよそ1,000万ha、スギはその44%を占めていて、最も多い。ヒノキは25%、マツ類はいろいろ足し合わせて26%だそうだ。広葉樹は3%に過ぎない。前 […]
2024年に開催されたパリ五輪。華やかで独創的な開会式の演出や、接戦を繰り広げた選手たちの活躍は、今も多くの人の心に残っているのではないでしょうか。この大会は、国際的なスポーツの祭典にとどまらず、環境負荷の最小化を掲げた […]
拙編著『森林と時間 森をめぐる地域の社会史』では、本全体を貫く理論的枠組みとして、ライフコース分析という考え方を採用した。ライフコース分析はアメリカの家族社会学が、発達心理学の成果を採り入れる中から案出され、その考え方は […]
栃木県さくら市において、東京電機大学、共立女子大学、北海学園大学が連携し、栃木県産の木材を活用したアート作品を制作する「Wood Structure Artの森」プロジェクトが進行中だ。地球温暖化防止と林業の活性化を目指 […]
神社や寺へお参りに伺うと樹齢云年という長寿の大木にご自分の手を当てている人を見かけます。樹木は雨露や空気中の水分、土からの養分等だけで何年も生き続けているので、その生命力と神秘な力を分けてもらうために身体の一部を触れさせ […]
東京建物はリバネスと協業し、都市に暮らす人々が都市に居ながらにして自然の森を再生させるプロジェクト「木庭(もくてい) MOKUTEI」を東京建物八重洲ビルでこのほど開始した。都市の人々が実際に参加して行う自然の再生と、そ […]
※前回のコラムはこちら自然を模倣する林業を実現したフランスは広葉樹大径材を増産へ 門脇仁『広葉樹の国フランス〜「適地適木」から自然林業へ』を読む(前編) 今回は、フランス林業の特徴と、林業の日仏比較から見えてくるものにつ […]
青森大学比較環境思想研究センターは、2025年度の第2回研究会を10月30日に開催する。今回は、北海道大学農学研究院研究員の小池孝良氏を招き、「森と人をつなぐ環境思想 ― 森林美学の視点 ―」をテーマに講演を行う。 小池 […]