Updated by 『森林循環経済』編集部 on January 15, 2026, 10:25 AM JST
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プラチナ森林産業イニシアティブが推進する「ビジョン2050 日本が輝く、森林循環経済」の実現を目指します。森林資源のフル活用による脱炭素・経済安全保障強化・地方創生に向け、バイオマス化学の推進、まちの木造化・木質化の実現、林業の革新を後押しするアイデアや取り組みを発信します。
バイウィルは、中国銀行が展開する新たな金融商品に対し、J-クレジットの提供をこのほど開始した。中四国地方で創出された「森林吸収系」の環境価値を、預金や私募債を通じて地域企業へと還元する「地産地消」モデルだ。岡山・広島・島根の森林保全と脱炭素を支援し、環境と経済が循環する持続可能な地域社会の実現を目指す。
対象となる商品は、「ちゅうぎんJ-クレジット預金」および「SDGs私募債『オフセット型』」の2つだ。バイウィルが提供するクレジットは、岡山県全域、岡山県鏡野町、広島県庄原市東城町、島根県奥出雲町といった、特定の地域の森林管理から生まれた「森林吸収系」のものに限定されている。

最大の特徴は、地域の森林保全によって生まれた環境価値が、地元の金融機関を通じて地域企業へと還元される「地産地消」の資金循環モデルである点だ。公益社団法人おかやまの森整備公社や自治体、森林組合が創出した「森の価値」が、金融機能という媒体を通じて、再び地域を潤す仕組みとなっている。
地域に根ざした中国銀行が介在することで、地元企業は自らの事業活動に伴う排出量を「地元の森」の価値でオフセットできるようになる。グローバルな枠組みだけでなく、こうした身近な支援の積み重ねこそが、地域の脱炭素化と経済成長、そして持続可能な森林経営を実現する鍵となるだろう。
■参考リンク
【プレスリリース】バイウィル、中国銀行が取り扱う「J-クレジット活用型金融商品」に 地域由来のJ-クレジットの提供を開始