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地域創生と森林Local Revitalization

林業や木材産業で地方創生を推進する日本の市町村

9.17Wed 2025

信州カラマツは景観資源から林業資源へ 技術革新とブランド化が拓く林業の未来

軽井沢や白馬と聞けば、多くの人がリゾート地を思い浮かべる。爽やかな空気、雄大な山並み、洋風建築や別荘文化。それらが重なり、この地特有の雰囲気を形づくってきた。その背景には、山を覆うカラマツ林がある。日本で広く植えられた落 […]

9.3Wed 2025

アテ林業が支えた能登の里山里海 林業遺産と世界農業遺産を活かした復興にも挑む

2024年元日の能登半島地震と9月の奥能登豪雨という、県政史上未曽有の複合災害を経験した石川県能登地方。被災地では住宅再建やインフラ復旧が少しずつ進み、暮らしと生業の再建に向けた動きが始まっている。伝統を受け継ぎ、自然の […]

8.28Thu 2025

長野の綿半建材、山林1500haを取得し「伐る・使う・植える・育てる」の循環モデルに挑む

総合木質建材メーカーの綿半建材は、長野県飯田市千代にある山林約1500ヘクタールを野池愛林農業協同組合から8月27日に取得した。「100年先の森林を考えて」との理念を掲げ、林業の活性化が課題となっている長野県で森林の再生 […]

8.20Wed 2025

北陸の山村で猛暑をしのげる場所と人たち 山林を託す相手は同じ空気を吸う関係

この原稿を書いている8月12日は、北陸でまた雨が降っている。前の週は大雨で、富山県高岡市内でも道路が冠水して自宅からオフィスにたどり着くまでに時間がかかった。8月4日は富山県内で39.8℃という今年一番の気温を記録した。 […]

8.13Wed 2025

ナラ枯れ被害木を「さすてなベンチ」として活用 観光地の白馬で森林資源の新たな循環型リサイクルを構築

日本スキー場開発グループの白馬岩岳マウンテンリゾートは、ユアサ木材および北アルプス森林組合と連携し、長野県内で深刻化するナラ枯れの被害木を再利用した「さすてなベンチ」を制作した。被害木の有効活用を通じて森林資源の循環利用 […]

8.13Wed 2025

公共空間の樹木を教材や教育プログラムに活用 町田市と玉川学園が資源循環へ事業連携協定

東京都町田市と玉川学園は、市内の樹木を資源として活用・循環させるための新たな事業連携協定を8月12日に締結した。市が進める『「まちだの木」活用プロジェクト』と、同学園の『Tamagawa Mokurin Project』 […]

8.12Tue 2025

なぜいま日本に「森林循環経済」が必要なのか 資源自給・生涯成長・住民出資のプラチナ社会を目指す決意

私はプラチナ構想ネットワークの会長として、また東京大学の元総長として、長年日本の未来を考えてきました。今、世界は激動の時代にあるからこそ、私たちが目指すべき社会像を明確にし、自分たちの国を強くしていくことが何よりも大切だ […]

8.6Wed 2025

エネルギー企業のシナネンが足利で自然資本を育む森づくり 青葉組の自然資本共創プログラムを支援

エネルギーソリューションを手がけるシナネンは、植林・育林を専門とする青葉組と提携し、同社が管理する栃木県足利市の土地(9500平方メートル)を「シナネンあかりの森」として森づくりの支援をこのほど開始した。植樹や郷土樹種の […]

7.25Fri 2025

【新刊】小宮山宏編著『森林循環経済』が描く2050年へのビジョン―資源国家・日本の再構築は「森」から

日本がいま直面する国家的課題ー2050年カーボンニュートラル、地域の持続可能性、そして資源自給の確立。これらに共通して必要なのが、「循環」に基づく社会の再設計です。その鍵を「森」に見出しているのが、小宮山宏編著による新刊 […]

7.14Mon 2025

「顔の見える産官学民の共創」が地域を動かす―富山県西部・森林資源フル活用の挑戦(3)

近年の猛暑や少雪といった気候変動の顕在化、そして2050年カーボンニュートラルという国家的目標──。これらを背景に、日本の豊富な森林資源を「宝の持ち腐れ」にしてはならないという喫緊の課題が浮かび上がっている。この古くて新 […]

7.9Wed 2025

樵木林業で公園や街路樹の伐採木を再資源化 神戸市と「四国の右下木の会社」が森林資源循環利用の包括連携

徳島県を拠点とし、樵木林業(こりきりんぎょう)による循環型林業や森林資源の活用による自治体向けサービスを提供する「四国の右下木の会社」は神戸市と「里山と都市の森林資源の循環利用に関する協定」を7月に締結した。徳島県で行わ […]

6.23Mon 2025

木の地産地消・まちの木造化・木質バイオマスが地域を潤す―富山県西部・森林資源フル活用の挑戦(2)

清らかな水と豊かな森に囲まれた富山県西部地域。この地でいま、地域の恵みを最大限に活用し、自給自足に近い形で資源とエネルギーを賄う「新しい森林文化」を創造しようとする動きが進んでいる。その核となるのが、地域内で森林資源を循 […]

6.20Fri 2025

岩手県産の少花粉スギで森林再生と花粉症対策 花巻でタケエイ林業社員と地元住民が植樹祭

タケエイ林業はこのほど、岩手県花巻市内の社有林の皆伐跡地で、第2回植樹祭を開催した。同社社員が県内産の少花粉スギの苗木150本を植樹し、花巻市森林組合、自治体関係者、県立高校生徒、地元企業社員らはオオヤマザクラの苗17本 […]

6.13Fri 2025

木材全量買取ストックヤードと効率化・省力化で「儲かる林業」へ―富山県西部・森林資源フル活用の挑戦(1)

高性能林業機械のエンジン音が響く里山の森林。1人のオペレーターが、伐採・枝払い・玉切りまでを一貫してこなす現場は、スマート林業が現実のものとなりつつあることを示している。富山県西部で始まろうとしているのは、地域の森林資源 […]

6.10Tue 2025

森林所有者の負担ゼロで再造林・管理を一貫支援 放置森林の再生へ新法人「新潟・山のバトン」設立

スギ人工林が伐期を迎え、再造林されずに放置される森林が増える新潟県村上市で、森林所有者の金銭負担ゼロで伐採から再植林・長期育林管理までを担う一般社団法人「新潟・山のバトン」がこのほど設立された。伐採・造林の事業者と自治体 […]

5.31Sat 2025

震災復興の地で企業と育む「再生の森」 陸前高田市の「ワタミの森」で森林保全活動を開始

外食大手のワタミは5月28日、陸前高田市の市有林に設けられた「ワタミの森」の森開き式と森林保全活動を実施した。この活動は、「陸前高田市企業等による森づくり制度」における活動に関する協定締結に基づくもの。震災復興と地域再生 […]

JA