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森林文化・芸術・メディア

文化資産としての森林、そしてそこから創出される文化資産

12.24Wed 2025

「身体に木が触れる」感覚を取り戻す―日本の生活文化における恩恵と現代社会での循環

日本は古来より、国土の約7割を森林が占めるという環境の中で、木と深く関わりながら生活文化を築いてきました。日本にとって木というものは資源としてだけではなく、生活の基盤でもあり木材の利用は生活のあらゆる場面にありました。ま […]

12.19Fri 2025

森林を放置したらどうなる…「潜在自然植生」という視点 宮脇昭『植物と人間〜生物社会のバランス〜』を読む(前編)

前回の『杉のきた道』(遠山富太郎)の読後に、そういえばスギ(ヒノキ科スギ属)は日本独自だが、潜在自然植生とは言われていないな、と考えた。潜在自然植生とは、人間が介入を停止した後、その森が向かう極相林(林相の最終形態)の植 […]

12.11Thu 2025

「間」を捉える木育の価値とは──森林と神道から着想を得たレジリエンスについて

森は、一度壊れても、時間をかけて何度でも甦る力を持っています。倒木が光を呼び込み、苔が土を覆い、小さな芽が少しずつ景色を変えていきます。この「折れても、揺らいでも、戻っていける力」を、私たちはレジリエンスと呼びます。人口 […]

12.4Thu 2025

世界の森が支える芳香植物の持続可能性 ― 林業家の父をもつ香料調達師ドミニーク・ロークの視座

ドミニーク・ロークの仕事と人物像を概観してみたい。彼は30年にわたり、芳香植物を求めて地球を旅してきた香料調達者であり、今年6月に出版された『香りの起源を求めて』の著者である。以下、同書の記述も引用しながら、訳者の私との […]

12.2Tue 2025

「森林の時間」が問いかける近代社会 ブローデルの歴史的時間構造を越えて

ブローデルと地理的な時間 アナール学派の泰斗であるフランスの歴史学者フェルナン・ブローデルが、大著『地中海』の中で掲げた歴史の3層構造は有名である。ブローデルは地理的な時間、社会的な時間、個人の時間の3層の時間構造を示し […]

11.28Fri 2025

日本列島で生き残ったスギが示す、これからの森づくり 遠山富太郎『杉のきた道-日本人の暮しを支えて』を読む(後編)

※前回のコラムはこちら「割りやすい」スギが日本を築いた 遠山富太郎『杉のきた道-日本人の暮しを支えて』を読む(前編) スギはどこからきたのか? 本書の後半は、書名通り、これほど日本人の生活に密着してきたスギは、そもそもど […]

11.20Thu 2025

食べることと共にあった木のぬくもり―食にまつわる道具が五感に訴える力

かつて、日本の食卓は木に囲まれていました。今でこそガラスの素材やプラスチックなどテーブルも素材のバリエーションがありますが、長きにわたり日本のテーブルは木材が主流でした。戦国時代に遡ればテーブルの代わりにお膳でしたが、木 […]

11.19Wed 2025

森林循環経済トークライブ Vol.1
地域の森はどう甦るのか フランス林業が生んだ適地適木に学ぶ
2025年12月12日(金) 20:00~21:30|オンライン

「森林循環経済トークライブ」は、森林産業・地域経済に携わる実務者とともに、現場の課題に向き合う知恵や実践例を対話形式で共有する新たなシリーズ企画です。注目の書籍などをきっかけに、著者・研究者・実務者の視点を交差させ、日本 […]

11.14Fri 2025

「日本の街路樹の母」ユリノキは新宿御苑から全国へ 明治の都市近代化が求めた木とは

広々とした公園で、大きな木を眺める。そんな気分のよい散策ができる公園に新宿御苑がある。新宿御苑は、東京都新宿区、都心のど真ん中にある公園である。面積約60ヘクタールの広大な園内には、西洋式庭園と日本庭園が広がり、さまざま […]

11.12Wed 2025

「間」を照らすカードゲーム ─「木育 × 芸術」が人気を集める理由

自然は、滞ることのないリズムを刻むのに、なぜ人間のリズムは淀んでいくのでしょうか。私たちは今、「種の停滞」という全く新しい社会課題を目の当たりにしていると考えています。そこで我々は、DELTA SENSEというカードゲー […]

11.6Thu 2025

「割りやすい」スギが日本を築いた 遠山富太郎『杉のきた道-日本人の暮しを支えて』を読む(前編)

「森林循環経済」の主役は、なんと言ってもスギである。日本の人工林面積はおよそ1,000万ha、スギはその44%を占めていて、最も多い。ヒノキは25%、マツ類はいろいろ足し合わせて26%だそうだ。広葉樹は3%に過ぎない。前 […]

11.4Tue 2025

日本林業の近代化に奔走した森林技術官僚のライフコースと、ゆっくり成長するスギ人工林の歴史が交錯

拙編著『森林と時間 森をめぐる地域の社会史』では、本全体を貫く理論的枠組みとして、ライフコース分析という考え方を採用した。ライフコース分析はアメリカの家族社会学が、発達心理学の成果を採り入れる中から案出され、その考え方は […]

10.30Thu 2025

栃木県産木材で学生がアートの森づくり 3大学連携で地域資源の新たな活用を模索するプロジェクトが進行

栃木県さくら市において、東京電機大学、共立女子大学、北海学園大学が連携し、栃木県産の木材を活用したアート作品を制作する「Wood Structure Artの森」プロジェクトが進行中だ。地球温暖化防止と林業の活性化を目指 […]

10.21Tue 2025

桜の木の下でお酒を飲みたくなる理由は 樹木に願いや想いをこめて「食」とつなげる日本人

神社や寺へお参りに伺うと樹齢云年という長寿の大木にご自分の手を当てている人を見かけます。樹木は雨露や空気中の水分、土からの養分等だけで何年も生き続けているので、その生命力と神秘な力を分けてもらうために身体の一部を触れさせ […]

10.17Fri 2025

フランスの多様な樹種選定が示す持続可能な森林回復モデル 門脇仁『広葉樹の国フランス〜「適地適木」から自然林業へ』を読む(後編)

※前回のコラムはこちら自然を模倣する林業を実現したフランスは広葉樹大径材を増産へ 門脇仁『広葉樹の国フランス〜「適地適木」から自然林業へ』を読む(前編) 今回は、フランス林業の特徴と、林業の日仏比較から見えてくるものにつ […]

10.17Fri 2025

森と人の関係を「森林美学」の視点で探る 青森大が比較環境思想研究会を10月30日開催へ

青森大学比較環境思想研究センターは、2025年度の第2回研究会を10月30日に開催する。今回は、北海道大学農学研究院研究員の小池孝良氏を招き、「森と人をつなぐ環境思想 ― 森林美学の視点 ―」をテーマに講演を行う。 小池 […]

JA