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国産木材の最前線が集結する「WOODコレクション2026」 宇宙・DXにも広がる森林資源循環の可能性237

Updated by 『森林循環経済』編集部 on January 16, 2026, 4:44 PM JST

『森林循環経済』編集部

Forestcircularity-editor

プラチナ森林産業イニシアティブが推進する「ビジョン2050 日本が輝く、森林循環経済」の実現を目指します。森林資源のフル活用による脱炭素・経済安全保障強化・地方創生に向け、バイオマス化学の推進、まちの木造化・木質化の実現、林業の革新を後押しするアイデアや取り組みを発信します。

東京都は、国産木材の利用拡大を目的とした展示商談会「WOODコレクション(モクコレ)2026」を2月12日・13日に東京ビッグサイトで開催する。10回目の節目となる今回は「国産木材が切り拓くミライの産業・社会・暮らし」をテーマに、過去最大級の規模となる39都道府県・約320事業者が集結する。建築や家具にはじまり、伝統技術や異分野との融合、最新の林業DXや木製人工衛星まで、日本の森林資源を社会のあらゆる領域で活用する試みが一堂に会する。

産業・社会・暮らしを刷新する国産木材の最前線

本展示会では、木材を単なる素材として捉えるのではなく、先端技術や伝統技法、異分野と融合させることで生み出される新たな価値が多角的に提示される。

テーマ展示「国産木材の現在地から未来への挑戦までを体感」では、日本の森林・林業が抱える現状の可視化から、ドローンやAIを活用したスマート林業の最前線、異分野とのクロスオーバー事例などが網羅的に紹介される。なかでも木製人工衛星「LignoSat」の実証を通じた宇宙空間での利活用構想は、木材の可能性を極限まで追求するものとして注目される。また、五感を刺激する「創・動・静」の広場では、体験を通じて木の温もりや機能性を再発見する機会も用意されている。

出展事業者による提案も、森林資源の循環と利活用を象徴する内容となっている。産業面では、木1本ごとにIDを付与する木材流通の仕組みが示され、社会面では大規模林野火災による「被災木」を活用した復興と再生の取り組みが紹介される。さらに暮らしの面では、江戸時代の手染め技術を応用した新素材や、光を透過するハイブリッドパネルなど、伝統と革新が融合した価値提案が並ぶ。

会期中には、世界的建築家の隈研吾氏によるトークセッションも予定されている。都市デザインにいかに森林資源を還元し、持続可能な社会を構築するかという議論は、日本の森林再生に向けた重要な示唆となるだろう。「モクコレ2026」は、五感で木に触れる体験を通じ、私たちの営みと森林をつなぐ多彩なアイデアに触れる絶好の機会となるはずだ。

■「WOODコレクション(モクコレ)2026」開催概要
会期:
【リアル展】
2月12日(木)10:00~17:30
2月13日(金)10:00~16:30
【オンライン展】
1月19日(月)~2月27日(金)
会場:東京ビッグサイト西1・2ホール、アトリウム
主催:東京都、WOODコレクション実行委員会
出展予定:39都道府県、約320事業者
主な展示、イベント:
① 全国39都道府県ごとにエリア分けされた、日本各地の魅力的な木材製品を出展する企業・団体の展示ブース
② セミナー、トークショー等
入場料:無料(事前登録制)

■参考リンク
WOODコレクション(モクコレ)2026

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