• 執筆者一覧Contributors
  • ニューズレター登録Newsletter
7.28Mon 2025

限りある山林を荒廃させる過剰な建築活動に警鐘 熊沢蕃山『集義和書』『集義外書』を読む(後編)

※前編はこちら日本森林史の先駆者・熊沢蕃山は忖度しない思想家 『集義和書』『集義外書』を読む(前編) 災害対応、土木、教育の実務でも活躍 1645年、26歳で岡山藩に再仕官した蕃山は、藩主池田光政に見出され、3年後には家 […]

7.26Sat 2025

天然林を自然資本として活かす「森づくり×金融」に向けた実証へ みずほリースとグリーンエルム、多面的価値創出を千葉で検証

みずほリースとグリーンエルムは、自然循環型天然林がもたらす多面的価値と企業を結びつけるソリューション「Natural Forest as a Service」の提供に向け、千葉県市原市での実証を開始すると7月25日に発表 […]

7.25Fri 2025

【新刊】小宮山宏編著『森林循環経済』が描く2050年へのビジョン―資源国家・日本の再構築は「森」から

日本がいま直面する国家的課題ー2050年カーボンニュートラル、地域の持続可能性、そして資源自給の確立。これらに共通して必要なのが、「循環」に基づく社会の再設計です。その鍵を「森」に見出しているのが、小宮山宏編著による新刊 […]

【ニューズレター登録】政策・産業・技術・文化をつなぐ、循環型社会へのアイデアを毎週お届け

ニューズレター(登録無料)では、ウェブサイトに掲載される専門知や最新事例を、毎週厳選してお届けします。制度設計、事業評価、研究テーマの発掘、資金調達など、第一線で活躍する皆さまの意思決定を幅広くサポートします。

7.25Fri 2025

化石資源代替の鍵となる木材由来原料「リグニン」の構造の多様性を解き明かす【炭素耕作で未来を耕す】

セルロースとヘミセルロース、リグニンを主な化学成分とする木材の構造は、よく鉄筋コンクリートに例えられる。多糖であるセルロースやヘミセルロースは、それぞれ太い鉄骨や細い鉄筋、そしてリグニンがコンクリートに相当する。鉄筋コン […]

7.24Thu 2025

【#林業女子の日常:関東】木工ワークショップなど住民との交流も発信

林業と聞くと山深い地域を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、実は関東にも広大な森林が広がっています。東京や埼玉など都市部にほど近いエリアから、群馬・新潟・山梨といった山間部まで、森林整備や間伐、苗木の育成など、林業女子 […]

7.23Wed 2025

国産材利用拡大へ建設×電力の異業種連携 大林組系のサイプレス・スナダヤと中部電力、釧路に国内最大級工場を新設し2028年稼働を目指す

大林組のグループ会社であるサイプレス・スナダヤと中部電力は、北海道釧路市に国内最大級規模の製材工場を新設し、2028年4月の商業生産開始を目指す計画を7月22日に発表した。両社は2024年11月に共同出資で釧路ウッドプロ […]

7.22Tue 2025

「ジェンダーの視点」が拓く森林・林業の未来 国内外の女性が地域活性化や住民連携強化に寄与

日本の林業といえば、チェーンソーを持ちヘルメットをかぶった男性の姿を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。実際、林業は重労働で危険を伴う作業が多く、林業現場の従事者の約9割が男性を占めています(※1)。しかし、森林資 […]

7.19Sat 2025

三菱ケミカルグループが豪州Licella Holdings社に出資 使用済みプラスチックやバイオマスの油化事業を拡大へ

三菱ケミカルグループはコーポレートベンチャーキャピタル子会社のDiamond Edge Ventures, Inc.を通じて、使用済みプラスチックやバイオマスの油化技術を有する豪州Licella Holdings Ltd […]

7.18Fri 2025

「地域経済循環とカーボンニュートラル」の発想で、木材市売の荷主と買い方に新たなパワーバランスを

木材の需要における国産材比率は40%を上回るまでに回復してきた。伐期を迎えている、または伐期を過ぎてしまった森林が多くなったことと、林野庁をはじめとする施策の効果であるといえよう。伐期を迎えている樹木が何故に収穫されない […]

7.17Thu 2025

【木造マンション意識調査:3】耐震・耐火など構造性能の不安払拭が普及の鍵

生活者アンケートを活用した木造マンションに関する意識調査結果の第3弾では、木造マンションに対する不安要因に焦点を当てる。 木造の信頼性と安全性を正しく伝えることが必要 前回記事では、木造マンションが鉄筋コンクリート造(以 […]

7.16Wed 2025

日本森林史の先駆者・熊沢蕃山は忖度しない思想家 『集義和書』『集義外書』を読む(前編)

本コラムではこれまで3冊の書籍を読み、日本人と森林の歴史の概要を知ろうとしてきた。その中で、なんとなく気になり出したのが熊沢蕃山である。日本森林史を扱った書籍は、ほぼ必ず彼に触れている。正直なところ、私の知識は「江戸時代 […]

7.15Tue 2025

暮らし方の選択肢として林業に関心を持つ若者も 持続可能な林業モデルを探り変わる現場

林業の現場に、静かな変化が訪れている。林業従事者の高齢化が進み、2020年時点で65歳以上が就業者の25%を占めるという林野庁の統計もあるなかで、若年層を中心とした新規参入がじわりと増えている。背景には、自然との距離感が […]

7.15Tue 2025

オーストリア個人所有林の 「稼げる構造」を解明 森林総研が日本の森林組合と比較調査

国立研究開発法人森林研究・整備機構 森林総合研究所は、日本と社会制度や森林環境に共通点のあるオーストリアと日本国内の地域を比較することで、個人所有の森林が林業収入にどう結びつくかを明らかにした。調査対象となったのは、熊本 […]

7.15Tue 2025

自然資本会計を実証する世界初の共同プロジェクト始動 日本からは三井物産・日本製紙・王子HD・住友林業が参加

森林の価値を会計でどう「見える化」するか──。林業セクターが国際連携し、自然資本を企業経営に取り込むための世界初の共同プロジェクトを始動した。国際的な林業関連企業連合であるInternational Sustainabl […]

7.15Tue 2025

北海道産木材の利用拡大へ住宅認定制度「HOKKAIDO WOOD HOUSE」運用開始 地産地消の循環を強化

北海道は、道産の木材を使用した住宅を「HOKKAIDO WOOD HOUSE」として認定する制度を創設し、6月から運用を開始した。認定住宅を通して道産木材製品の魅力を発信するとともに、建築物の木造化・木質化を推進すること […]

7.14Mon 2025

「顔の見える産官学民の共創」が地域を動かす―富山県西部・森林資源フル活用の挑戦(3)

近年の猛暑や少雪といった気候変動の顕在化、そして2050年カーボンニュートラルという国家的目標──。これらを背景に、日本の豊富な森林資源を「宝の持ち腐れ」にしてはならないという喫緊の課題が浮かび上がっている。この古くて新 […]

JA