長野県・富山県・岐阜県・愛知県
この原稿を書いている8月12日は、北陸でまた雨が降っている。前の週は大雨で、富山県高岡市内でも道路が冠水して自宅からオフィスにたどり着くまでに時間がかかった。8月4日は富山県内で39.8℃という今年一番の気温を記録した。 […]
木材の総需要は長期的に減少傾向にあり、特に国産材の主用途である建設用材は、戸建て住宅着工数や人口動態の影響で縮小が懸念されている。一方、国産材の自給率は2023年に43.0%まで上昇。2014年頃から始まった木質バイオマ […]
近年の猛暑や少雪といった気候変動の顕在化、そして2050年カーボンニュートラルという国家的目標──。これらを背景に、日本の豊富な森林資源を「宝の持ち腐れ」にしてはならないという喫緊の課題が浮かび上がっている。この古くて新 […]
清らかな水と豊かな森に囲まれた富山県西部地域。この地でいま、地域の恵みを最大限に活用し、自給自足に近い形で資源とエネルギーを賄う「新しい森林文化」を創造しようとする動きが進んでいる。その核となるのが、地域内で森林資源を循 […]
高性能林業機械のエンジン音が響く里山の森林。1人のオペレーターが、伐採・枝払い・玉切りまでを一貫してこなす現場は、スマート林業が現実のものとなりつつあることを示している。富山県西部で始まろうとしているのは、地域の森林資源 […]
森林経済の未来を考えるとき、その出発点はとりもなおさず山林という〝現場〟だ。株式会社三菱総合研究所に在籍後、プラチナ構想ネットワークのスマート林業WG事務局で主任研究員を務めるなど、同分野のキャリアも長い株式会社アルファ […]
※前編はこちら地域の森林乱伐と歴史的背景を論考した名著 千葉徳爾『はげ山の研究』を読む(前編) 千葉徳爾『はげ山の研究』に記されている江戸時代の事例をもう一つ紹介する。濃尾平野の北東部(東濃地域)には陶磁器生産で知られる […]